日々過ごしている中で、表現の違いひとつでイメージがまったく違ったものになるのはよく経験することですね。
例えば、次の文を比べてみましょう。
A. 「そうしないと結果が出ない」
B. 「そうすると結果が出る」
二つの文は「結果を出す」ためには、どちらも同じ「そうすること」の大切さを表現しているのですが、言葉が持つ積極性が違います。
A.の文は「結果が出ないのはそうしないからだ」という自責の念をもにじみ出してくるようです。
主人公の焦燥感も感じますね。
B.の文は、結果を出すために迷いがありません。ストレートに力を発揮しているイメージです。
A. 「どうしてうまくいかないんだろう?」
B. 「どうしたらうまくいくんだろう?」
ワクワクするのは、B.ですね。
A.はずっとそこで立ち止まっているイメージです。
言葉の上だけでも、否定するより肯定した方がずっといいに決まっています。
意味や結果は同じだとしても。