「皆さんに嬉しいグッドニュースがあります。」
朝のクッシュボール・ミーティングで発表させてもらいました。
一斉に期待の目が私に集まります。
「おめでとうございます。ついに東宝がゴジラ映画を完全復活させるという朗報が舞い込みました。」
「…。」
「本来60周年にあたる2014年こそが完全復活にふさわしい年だったのですが、それには目をつぶりましょう。2016年に封切予定だそうです。」
みんなの盛大な拍手が…とはいきませんでした(笑)。
まあ、ファンの温度差は別にして、東宝さん、よくぞ決断してくれました。
今年のレジェンダリー・ピクチャーズ製作の「GODZILLA」は良い作品だったと思います。
今までハリウッド版ゴジラといえば、ソニー・ピクチャーズが1998年に製作したあのゴジラでした。頭でっかちの巨大爬虫類の造型が物議を醸し出した作品です。
やはりアメリカ人にはゴジラの魂を知ることはできないのだろうかと長く嘆きの時が流れていました。
それが、今年のハリウッド版ゴジラは違っていました。見事なまでの咆哮。世界一のガニ股が健在だったのです。
ギャレス・エドワーズ監督は日本人の心をもった外国人なのではないだろうかと思ったほどでした。
我々ゴジラ・ファンは、誰もがみんな「ゴジラ映画の監督になりたい」と思っているものです。
その夢がかなうんだったら、何もいらないと思っている輩ばかりです。
かつて「平成ガメラ3部作」のメガホンをとった金子修介監督がゴジラ映画に抜擢された時、自分のことのように歓喜しました。
頂上の強さを手にしてしまったゴジラの好敵手をいかにして作り出すのか。(平成ゴジラ・シリーズは結局ゴジラの敵はゴジラ自身(ゴジラ細胞に由来する怪獣たち)でしたね。)
ゴジラをとりまく人々のドラマをどう描くのか。第1作から通ずる人類へのメッセージは?
監督に悩みはつきません。
2016年の公開ということですから、当分楽しみが続きます。