小学3年生になる甥っ子と5歳になる姪っ子。
夕食を共にしながらの会話です。
その子たちの母親(つまり私の妹)から「雨はどうして降るんだった?」というお題が出ました。
5歳の姪っ子は「くもの上にかみなり様がいて…。」
それを聞いて(ふーん。今の世の中でもカミナリ様はご健在なんだね。)と感心する私。
姪っ子の話を「違うよぉ。」と甥っ子がさえぎってきました。
「雨が降るとその水は川になって海に流れて、太陽がそれを温めると水蒸気になって、それが雲になって…」
おそらく学校で教わったらしいことを披露してくれました。
それもまた「ほほう。」と感心して聞いていましたが、
「ねえねえ。」と、その説明をさえぎる姪っ子。
「かたつむりとカエルさんは、どうして雨が好きなのかなぁ。」
理詰めで説明する学者さんの言葉を、一瞬にして自分の目線の高さに引き戻してしまいました。
雨は想像するものではなく、あくまでも姪っ子にとっては身近にある自然の姿なのですね。
「かたつむりいたの?」
「いたよぉ。」
梅雨でも、そういう会話ならいいかな。