選択的注意の落とし穴

 

もとのYouTubeに誘導すると、きっとタイトルでバイアスがかかってしまいますね。

なので、このページに動画をはりつけることにしました。

 

下の映像の中で、白シャツチームと黒シャツチームがバスケットボールをパスしあいます。

何もこんな狭いところでと思いますが…。(笑)

これはつまり、あなたの注意力のテストです。

時間内に白シャツチームが何回パスしたかを正確に数えてください。

ただし、両チームが入り乱れてパスをしますし、黒シャツチームが視野を妨害してきます。

見落としがないように意識を集中させてくださいね。

 

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=vJG698U2Mvo&feature=share&list=PLB228A1652CD49370[/youtube] 

 

最後まで動画をご覧になった方で、びっくりなさった方は何人いたでしょうか?

私はこの動画をとある会場で見たのですが、最初「それ」が見えませんでした。

その時の驚愕を今でも覚えています。

 

これはクリストファー・チャブリス、ダニエル・シモンズの『錯覚の科学』という本に紹介されている有名な心理テストです。

 

選択的注意の落とし穴を実感させるのにちょうど良い実験ですね。

ヒトは目の前に起こっている情報をすべて把握することなどできるものではないと認識すること。

何かに注意を向けている時には、人はそれ以外のものは「見えていない」のだと認めること。

それを前提にすることがヒューマンエラーを防止する策を講じる時に大切になってきますね。

 

 

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