中村天風氏は、稲盛和夫氏の著書『燃える闘魂』に紹介されたように、積極思想を説いた思想家です。
「いかなる場合にも、常に積極的な心構えを保持して、堂々と人生を活きる」
その語り口は氏の強烈な父性が表れているように思います。
「人間は、健康でも、運命でも、心が、それを、断然乗り越えて行くところに、生命の価値があるのだ!」
この「心の思考が人生を創る」という思想の発信が、アファメーションという言葉が知られていなかった頃からだと考えると、ただ感嘆してしまいます。
この本に強力な“アファメーション”としても有名な「力の誦句」が載っていますので紹介しますね。(60p)
力の誦句
私は、力だ。
力の結晶だ。
何ものにも打ち克つ力の結晶だ。
だから何ものにも負けないのだ。
病にも、運命にも、
否、あらゆるすべてのものに打ち克つ力だ。
そうだ!
強い、強い、力の結晶だ。