2月17日(日)の朝に久しぶりにテレビをつけてみました。
偶然にも、スーパー戦隊シリーズの初回が放送されていました。
(偶然です。)
新しいヒーロー番組は「獣電戦隊キョウリュウジャー」というらしいです。
その前が「特命戦隊ゴーバスターズ」で「ゴーゴーファイブ」以来の「ジャー」がついていない戦隊名でした。
今回は、その反動なのか無理に「ジャー」をつけたかのような印象があったのですが、「強・竜・者」という意味があるらしく、なるほどと納得です。
さて、今回の脚本家メイン・ライターは三条陸さんということです。
ヒーロー番組では「仮面ライダーW」をメインで手がけた方です。
前回の「ゴーバスターズ」が小林靖子さんでした。
個人的には小林靖子さんは同い年ということもあり、大好きな脚本家さんのうちの一人です。
よく言われることですが、「未来戦隊タイムレンジャー」や「仮面ライダー電王」のようにタイムトリップを扱ったドラマ展開が秀逸な方です。
ただし、扱うテーマにドラマ性がありすぎて「大人向け」と評価されることもある方です。
私にはそれも魅力のひとつなのですが、「仮面ライダー龍騎」の時に最終回の前の回で龍騎が倒れてしまったのには、さすがに驚きました。
(でも、「仮面ライダークウガ」も最終回には主人公・五代雄介を取り巻く人たちが回顧を繰り返すばかりで
一瞬も変身後のクウガの姿が出てませんでしたが(笑))
話を元に戻します。
今日の「キョウリュウジャー」のお話は、初回ということもあって、とても明るい雰囲気につつまれていました。
「スーパー戦隊シリーズ」の話で「タックマン・モデル」のことを持ち出すのは、かなり強引でしょうね(笑)
社会学者のブルース・タックマンは、組織の発達段階について「タックマン・モデル」を提唱しています。
組織の発達は大きく4つの段階に分けられるというものです。
第1段階は「形成期」(フォーミング)。
グループはある目的と目標のもとに結成されます。
メンバーは共通の目標に向かって集まったという意識がありますし、ある種の興奮状態にあります。
お互いを良く知りませんし、新鮮さがあります。
第2段階は「混乱期」(ストーミング)です。
コミュニケーションが始まり、本音を出したり、自己主張など積極的な交流が始まったりしますが、同時にストレスを感じたりもします。
不穏な雰囲気も漂ったりします。
第3段階は「統一期」(ノーミング)です。
組織のルール、規範が明確になり、個人としても役割がはっきりとしてきます。
つまり、改めて自分達の目的や目標を再設定することになります。
第4段階に「機能期」(パフォーミング)があります。
成功体験が共有されるときです。
個人としてもグループとしても、成果があがり充実した期間を迎えます。
今日のお話は、まさに「形成期」の楽しさに溢れていました。
しかし、最後の場面で、変身後の姿で集合し、戦い終えた彼らの一人が提案します。
「悪い。このままお互いに正体を明かさないで戦いたいんだ。」
それに賛同するメンバー。
それを気にも留めず勝手に変身を解き、素顔で「キングと呼んでくれ」と明るく自己紹介するレッド。
これは脚本家の三条陸さんも楽しいだろうなあと思いました。
どんなキャラを立ててくるのか今から楽しみです。
それから「グループの発達段階」も。
(かなり強引にまとめました(笑))