先日、時間が空いたので久しぶりに映画を観てきました。
バレエに打ち込む少年たちを追ったドキュメンタリー映画「バレエボーイズ」です。
まだあどけなさが残る3人の少年たちの成長を4年間追い続けただけに、映画全体を通して彼らの姿は見違えるほどに変化していきます。
12歳の時は屈託無く3人でふざけあう毎日。ロッカールームは自分自身をさらけ出せる場所だと言っていました。
やがて成長するにつれて、バレエを続けるか断念するかで大きく揺れることになります。
将来に対する不安の様子をカメラはありのままに描写していきます。
3人の少年のうちの一人トリゲールの言葉です。
「自分の将来は審査員にかかってる。合格か不合格かの、どちらかしかない」
そして、ルーカス1人だけが名門ロンドン・ロイヤル・バレエスクールから招待を受け、3人は人生の分かれ道の選択を余儀なくされることになります。
青春って、どうしていつもこう切ないのでしょう。
やりたいこと、望むことを追い求めることは、一方で大切にしていた何かを捨てなければならないから?
自分を大切に生きるってことは、そういうことの連続なんでしょうね。
忘れていた甘酸っぱい気持ちを思い起こさせてくれた素晴らしい青春映画でした。
バレエダンサーとして、ルーカス君はいずれ世界的なスターになるのでしょうね。