私にとって、ビジョンとは「実現できると信じている想いの姿かたち」と言えます。
「想い」を発信することで共感が集まり、応援してくれる人々が現れてくれました。
ですから、私が使うビジョンという言葉は「計画」や「達成目標」という意味合いは比較的薄いと言えます。
望ましい未来のイメージのことを言っていますし、ビジョンについて語る時、行動を起こすエネルギーが湧いてきます。
そう。私のビジョンはヒトによっては酒の肴になります(笑)。
そういえば、ビジョンには物語があると言った方がありました。
ビジョンがその人の中から生まれた物語。
そのビジョンに賛同して行動をともにしてくれた人たちの物語。
その人たちの背景にある物語。
ビジョンが実現するまでと実現したときの物語。
そして、物語は共有されていくものですね。
ソフトバンクの孫正義さんが、こんなことを言っていました。
「僕はもちろん政治家でもないし、そういうポジションでもないけれど、せめて1つの事例をつくってみたい。
1つの事例をつくることが、その小石が波紋を呼んで、刺激を受ける会社が1社でも10社でもあれば、それが1つの社会貢献だと僕は思っている。」
小石の物語が、いろいろなインスピレーションを引き出して、その気にさせて、また多くの物語が語られる。
そんなビジョンが持てれば、そんな楽しいことはないと思うのです。