
私としては、普段、あまり手にしないタイプの本かも知れません。
コミュニケーションの技術についての本は、書いてあることは正しくても、それを実行できるかどうかというのは、別の話だからです。
ちょうどギターの教本に似ています。
書いてあることができたら、すでにギタリストだよね~と思います。
さて、タイトルにある「8秒」は、人間の集中力が平均で約8秒ということからきています。
この短い時間を最大限に活用し、相手の心に訴えかけることが、コミュニケーションの成否を分ける鍵となります。
では、どのようにすれば、この8秒を最大限に利用できるのでしょうか。
まず、人に嫌われる次の3つの要因を避けることが重要です。
1. 自己中心的な態度
2. 無神経な行動
3. 後ろ向きな姿勢
これらは人間関係を築く上での大きな障害となります。
相手の立場に立ち、思いやりを持つことが、心をつかむ第一歩です。
そして、相手を褒めることの効果は絶大です。
特に、第三者を通じて褒める方法は、直接褒めるよりも100倍の効果があるとされています。
人は誰しもが認められたいという願望を持っているものです。
その願望に応えることで、相手との距離を縮めます。
つまり、コミュニケーションは時代と共に進化していますが、人の心をつかむ基本的な原則は変わりません。
相手の立場に立ち、思いやりを持ち、褒めることの力を信じること。
これらはすべて、人間関係を円滑にし、豊かな人生を送るための基石となります。
この技術は即効性のある魔法の杖ではありませんが、継続的に実践することで、人生を豊かにするツールとなるかも知れませんね。
