最近、「人生何周目?」という話題が私の周りで盛り上がっています。
あるドラマがそれを表出させたのは間違いないのでしょうが、その発想のきっかけをつくったのは芦田愛菜ちゃんなのでしょうか。
それにしても、人生を何周するという発想は面白いなあ。
輪廻転生とは違いますね。転生するというのは、人が何度も生死を繰り返し、新しい生命に生まれ変わること。
人生何周目というのは、同じ人生をやり直すことです。
私もたまに「人生何周かしているよね?」と言われたことがあります(笑)。
喜怒哀楽を表に出さないことが、達観しているものと勘違いされているだけなのでしょうが、人生経験が豊富という訳ではないので内心はいつもヒヤヒヤものです。
そういう発想があるのは、もちろん「人生をやり直したい」という願望の表れなのでしょうね。
「人生を何周かする」というのは、実際に周回しなくてもそういう心持ちで過ごすことはできる気がします。
人生をそういう「やり直し」の視点で見るわけです。
1周した後の2周目の自分だったらどういう選択をするのか?
そういう視点というのは、「ちょっと待て」の止観のきっかけをつくってくれる良い取っ掛かりだと思うのです。