意地を張っていたわけではなかったのですが、最近わりと走り込んでいました。
2年前にはひとりでフルマラソンを走りきるほどにのめり込んでいて、今から考えると、あれはきっと「ランナーズハイ」だったのだと思い至りました。
しかし、あれから大会という大会がことごとく中止(延期?)になる中で、やはりモチベーションが落ちていったのは仕方がないことでした。
オンラインでウルトラマラソンに挑戦したり、尚巴志ハーフでは実走も経験しましたが、1年目は良くても、2年目になると気持ちがどうしても落ちていました。
完走もできずに、せっかくの登録費が無駄になるのが続きました。
そのうちに、走らない→体重増える→走れない→走っても面白くない→走らない、の悪循環に陥ってしまいました。
なんとか体重を減らし、走ってもつらくないところまではきたのですが、2年前の気持ちの良さがないのです。
(こんなだっけ?)と思いながら、とにかく走り込んでみました。月間の走行距離もかつての記録に並ぶぐらいに走りました。でも、やはり同じです。
今日も夕方から走ってみました。
5Kmを過ぎたあたりから、リズムが出てきました。
足裏で地面を蹴る瞬間に弾みが出ています。膝も前に出ました。腕も自然に振れています。息ははずんでいますが、苦しくはありません。目線は自然に前に向きます。今まで足元に目線が落ちていたことに気づきました。
いつの間にか、口元が緩んで笑っていました。(たぶん他人が見たら、ニタつくオヤジが気持ち悪かったかも知れません)
思い出しました。これが、私が感じる「ランナーズハイ」です。
ちょっとわかった気がしました。ある程度走り込みをして、心肺機能をあげて、前進力があがると、リズムが生まれます。
私にとって、このリズムが鍵でした。楽しいリズムです。充実感が得られました。
このリズムをはずさないようにしたいと思いました。
