「いい選択」の条件

 

例えば、次の文章を読んでどんな印象を持つでしょう。

1)気分がよくなる。

2)自分の幸せが優先されている。

3)自分が被害を受けない。

私は正直に言って「なんて身勝手なやつなんだ」と思ってしまいました。自分の都合が強調されていますし、自己中心的な主張のような気がしたのです。

では、上の3つに加えて、次の3つも加えましょう。

4)他の人が変わる必要がない。

5)他の人が責任をとる必要がない。

6)自分を含めて誰も被害を受けない。

これは「うまくいっている人の考え方」(ジェリー・ミンチントン著)の「懸命な選択をする」の章に出てきた「いい選択」が満たすべき指針です。(今回紹介するのに順番を変えました。)

いい選択とは上に挙げた6つの項目の全てを満たしていなければならないのだそうです。

1)から3)の3つの項目だけを見て私が不快に思ったのは、「他人から見てどう思われるか」という価値基準でものごとを判断したからなのかも知れません。

私たちは自分をもっと大切に扱う必要があります。自分を犠牲にして「いい選択」のわけがありません。

1)から3)は私達が疎かにしがちだったポイントを見事に指摘してくれているのだと思います。

4)から6)も、もちろん同じくらい大切です。

全てが揃ってバランスがとれるというものです。