しばらく家の奥にしまっていた(というより放置していた)折り畳み自転車を、また出して乗ってみようと思いました。
タイヤの空気はとうの昔になくなっていて、タイヤはぺしゃんこ状態です。
空気入れをせっせと押して、タイヤの膨らんだところで少し中断して、空気が漏れていないかを確認してみました。パンクはしていないようです。
なにしろずっと前に乗らなくなったので、パンクやチェーンの不具合など修理が必要な状態を面倒くさがってそのまま放置していたのか、いつものように飽きっぽい性格が現れただけだったのかが、不確かだったのです。
自転車の状態は特に不具合は見当たらなかったので、やはり後者だったようでした。
(今日はこれで出勤してみよう)
これは名案だと思って、寝ぼけた頭と体をつかって、まだ薄暗い朝の通勤路をこぎ出しました。
空気は冷たいけれど新鮮で気持ちがいいです。自転車で走る速度は久しぶりで、外から見てはわかりませんが、内側から感じる体感としては颯爽としてカッコいい。リズムよくこぎながら調子があがってきました。
パッーンッ!
いきなり、後ろから破裂音がしました。釘か何かを踏んづけた感触ではなく、明らかに風船が破裂した音です。
通勤路の全長から5分の1を行った地点でのトラブル発生です。
まず、朝に思いついて、いきなり行動するにしてはあまりに準備がなさすぎました。
次に、久しぶりに乗る自転車なのに、大丈夫なのを確かめるのに十分な時間をつかっていませんでした。
(朝からハードだぜ)
こういう時は、不敵に笑ってみるのが少し効果があるというのを経験しているので、ムリに笑って自転車をかついで歩きました。
朝からまるでブートキャンプの訓練みたいでした。
すれ違う人は私の行動が理解できず、きっと不気味に思ったかも知れません。
反省はしても後悔はしない(ん?後悔はしても反省はしない?どっちだっけ?)を教訓に、今後は気をつけたいと思います。
