目標設定の手法に「メンタル・コントラスト」と呼ばれる方法があります。
何のコントラストかというと、成功と失敗(障害)のイメージの対比。
アメリカの心理学者が提唱した方法らしく、今までのポジティブ一辺倒の成功哲学の反省からきているのでしょうか。
もちろん、成功をイメージするというのは、モチベーションを駆動させるエネルギーになります。
例えば、マラソンを完走する!とかサブ4を達成する!とか。
それを明瞭にイメージせよ!としたのが「引き寄せの法則」などでした。
けれども、それを達成するためにはイメージだけではダメで、成功に到るトレーニングが必要なのは当然です。口だけでなく行動で示せ!というヤツです。
しかし、成功を邪魔する障害(この場合はトレーニングを邪魔する障害)は必ずつきまとうものです。
どしゃ降りが続いて走れなかったとか。仕事がつまっていて時間がとれなかったとか。風邪をひいたとか。
そういう障害を前もってイメージしながら、ステップを踏んで成功に近づいていきましょうと言っています。
どしゃ降りが続けば室内でスクワットしよう。時間がとれないのなら100upを3セットしよう。風邪をひいたのなら、練習法の本を熟読しよう、とか。
あえて障害が起こった時の対処法をイメージすることで、モチベーションを持続させようという知恵ですね。
これは何も新しい手法ではなくて、例えば一芸に秀でている人は無意識にやり続けてきたことではないでしょうか。
目標達成のための手法=「メンタル・コントラスト」という言葉は覚えておいても良いですね。
