実は、この歳になって久しぶりに「生徒」になります。
この感覚がとても懐かしくて、自分でもうれしいのです。
要するに、ドキドキ・ワクワクしています。
できないことをできるようになるという喜びは、「中年体育」の中で角野光代さんがおっしゃっていた言葉がどんぴしゃりのストライクです。
「自分にできるかどうか」なのだ。できると、「えっ本当に?」と驚くし、できなければ、「やっぱりそうだよな!」と笑いたくなる。そしてやっぱり驚くのは、中年になって(からはじめて)もできることがある、と知ることだ。
中年になって「生徒」になる喜びは、まさしくこれです。
「中年生徒」は、結構しぶといのです。あるいは少々図々しいかも知れません。
なにしろ焦る理由がありませんから。
楽しみながら「生徒」をします。