高校生になる長女が、幼稚園(保育園?)に通っている時に
私あてに手紙を書いてくれたことがありました。
10年以上も前のことです。
その手紙。
実は今でも大事にしている手紙です。
というのも、すごく神秘的で予言的な文面だったからです。
子どもだけがもつ能力を駆使して
(例えば、『となりのトトロ』のサツキとメイだけが「まっくろくろすけ」を見ることができたように)
私を励ましてくれていると思ったものでした。
ただその時、私がどんな状況だったのか
例えば、疲れていたとか精神的に参っていたとか
それさえも、今となっては思い出せないでいるのですが。
これが、その手紙です。
「おとうさん
いつもおしごと
ありがとう。
4がつになったら
たのしいことが
いっぱいあるよ。」
最近、娘にこの手紙を見せたのですが
「え、なに?なぜ4月? お父さん、この時、何かあったの?」
全く覚えていないそうです。
小さな子どもが
サイモン&ガーファンクルの「4月になれば彼女は(April Come She Will)」を知っているわけがないし。
いつの4月なんでしょう?
4月になるたびに、密かに期待している自分がいます。