私自身が4、5年に1度の群発頭痛の持ち主でもあり、頭痛に関してのアンテナは張っている方かと思います。
そして、頭痛に関する良書を見つけました。
私の場合、頭痛の時期がくると、片目の奥に激烈な痛みが続き、目が充血し、吐き気が襲い、嘔吐が繰り返されます。もちろん、日常生活も送ることが難しくなってきます。
「そこに拳銃があったら、目の奥を撃ち抜いてしまいたい」「死んだほうがマシ」と思うのは自然な感想で、「自殺頭痛」とも呼ばれる強い頭痛が連日続くのです。
この本の中で、著者の山田洋司氏は頭痛を頻度によって第1層から第4層に分けて分類しました。
この分類は、とてもユニークな着想で、他に類を見ないものですが、とてもわかりやすいと思いました。
本の中で、なぜ頭痛の頻度によって分類したのか、その理由をこう説明しています。
「これまでの頭痛の分類は一旦横に置いて、単純に頻度だけに注目してゆくことが大切です。なぜなら、それが頭痛の重症度と相関しているからです。」
「頭痛の回数が多いほど、薬のみでは解決しないケースが多くなります。薬以外のこと、つまり生活習慣や心のあり方などをも視野に入れる必要が出てくるのです。」
そして、帯の言葉になるほどと感心しました。
「頭痛は、『今のままの生活ではいけない。人との関わり方も、このままではいけない。何とかしようね…』というメッセージを伴って現れます。頭痛は、自分を見直す大切な機会―。もし、そのように捉えることができたら、頭痛に悩む方々にとって、大きな救いとなると私は思うのです。『頭痛は、人生を守るガードレール』というのは、そういう意味を込めた言葉です。」
頭痛に悩まれるすべての方に、おすすめの本です。