コーピングリストを100個みつける
以前にコーピングのお話をしました。→こちら「コーピング・レパートリー」
コーピングというのは、「ストレスに対する意図的な対処」、もっと易しく言えば「気晴らし」のことです。
例えば、簡単なところでいうと「コーヒーを飲む」「音楽を聞く」「心の中で矢沢永吉風に『いいぞいいぞ、たのしめ!』と言う」など。
もうおわかりのように、コーピングは「頭の中にある考えやイメージ」(認知)や「動作や振る舞い」(行動)を実際に想起したり行動することです。
コントロールできない「環境」、「気分・感情」や「身体反応」はコーピングの対象にはなりません。
暑さ、寒さはどうにもならないですし、相手をどうかしようとしたって変わるわけがないですものね。
また自分の「寂しい」「悲しい」「切ない」もどうにもならない。
「筆ペンでゆっくりと字を書く」「とびきり絶景の写真を眺める」「ネコの写真を見る」など、ちょっとした気晴らしをたくさん見つけておくことが大切です。
前もってたくさん見つけておくというのが重要で、ある方は「100個のリストを準備しましょう」と言っていました。
できるだけたくさんの気晴らしを見つけて、そのリストを紙に書いてポケットにしまっておくのだそうです。リストを常に持って歩くのです。
ストレスに襲われたときには、それらの前もって準備したコーピング・リストが役に立ちます。