1975年の日本映画としては画期的な映画だと思います。
キアヌ・リーブス主演の「スピード」の原典ともされている映画ですね。
ある日、国鉄に新幹線ひかり109号に爆弾をしかけたと犯人から連絡が入ります。その爆弾は新幹線が時速80Km以下に減速すると起爆装置が作動するというものでした。
これは、特殊撮影に成田享さんが関わった映画です。
新幹線を爆破するというお話なので、国鉄からの協力が得られないまま撮影に入ったのだそうです。
そのため、ミニチュアでひかり109号を撮影することになったそうなのですが、成田享さんのお仕事だと思わず唸ってしまうシーンが出てきます。
人間ドラマとしても、とても面白い映画ですが(なにしろ高倉健さんがかっこいい!)、特殊美術の視点でみても、とても興味深い映画です。