この本に出会えて本当に良かったと思います。
著者の山田倫太郎君は2001年生まれ。現在中学生です。
生まれた時から「フォンタン術後症候群」という先天性心疾患を持っています。
根治は難しく、対症療法を続けるしかない病気です。
その彼が、2014年7月に「医者になりたい」と言い始めた4歳の弟にあてて「患者が望む理想の医者」という文章をつづりました。
病院とのつきあいが長い中で、医師に望む8か条をまとめたのです。
すごくシンプルでストレートな文章です。
「医者という職業は、医療現場の中心的な存在である。
だが、腕が良いだけでは、理想の医者とは言えないと思う。
「じゃあ、どんな医者が理想なの?」
って思ったそこの君、この本を読んで、
ぜひ、僕たち、患者が望むような理想の医者になって欲しい。」
深く心に刻んでいきたいと思いました。