著作権は作者の死後50年間は保護され、その期間が過ぎると消滅します。
つまり死後50年を過ぎると、翌年1月1日から、一般公開できるようになります。
ご存知の青空文庫は、著作権が消滅したこれらの作品を公開しています。
ところで、明智小五郎、少年探偵シリーズでおなじみの江戸川乱歩が亡くなったのが1965年7月28日。
2015年の7月には死後50年が経過したことになります。
来年2016年1月からは自由に江戸川乱歩の作品を公開できるということです。
青空文庫を作者別「江戸川乱歩」でのぞいてみると、すごくワクワクするような状態になっていました。
もちろんすべてがまだ未公開ですが、準備が終わって公開待ちということです。
全部で76作品!
あの「怪人二十面相」や「黒蜥蜴」なども準備されています。
忘れてならないのは、青空文庫は、ボランティアの方々が手入力で行っていることです。
一覧の表のなかに「入力者名」や「校正者名」という欄があるのはそのためです。
具体的には、門田裕志さん、sogoさん、大竹昌弘さん、砂場清隆さんという方たちの名前が見えますね。
そのうちの一人、「sogo」さんのブログに、こんなことが書かれてありました。
「全部入力しようと決意したのが2014年1月4日、実際に入力をはじめたのが2014年1月18日、すべてを入力し私の目で入力誤りがないか確認の上青空文庫に入力ファイルを送ったのが2015年5月7日。総作業日数が474日。」
なんと1年と4か月かかったそうです。
こういう方たちがいることに、感謝したいですね!