人生は常に変化と成長の連続です。その過程で私たちは多くのことを学び、経験を積んでいきます。
しかし、時には自分の成長のために新たなことを始めるだけでなく、あることをやめることも重要です。
本田晃一さんの著書「なんか勝手に人生がよくなる やめることリスト」は、その考え方を具体的に示してくれるものでした。
もちろん全てを紹介することはできませんが、リストの中をいくつかを挙げてみます。
まず、「八方美人をやめること」
これは、自分自身を見失わないようにするための重要なステップです。
例えば、ある人が友人の前で自分の意見を言うのをためらっていたとします。その理由は、友人を怒らせたくないから。けれども、その結果、彼は自分の本当の感情や意見を抑え込むことになり、ストレスを感じることになります。このような状況は、自分自身を理解し、自分の感情を尊重することで避けることができるかも知れません。
次に、「本音を隠すのをやめること」
これは、自分の感情や意見を素直に表現することの重要性を示しています。
人間は社会的な生き物で、他人との関係性を保つためにはコミュニケーションが不可欠です。しかし、自分の本音を隠すことで、真実の自分を見せる機会を失ってしまうことになります。
また、「嫌悪を抑えるのをやめること」
これは、自分の感情を抑え込むのではなく、感じたことを素直に表現することを推奨しています。感情は人間の本質的な部分です。それを抑え込むことは自己否定につながります。
さらに、「自分で自分を責めるのをやめること」
これは、自己批判をやめ、自分自身を許すことの重要性を示しています。
誰しも過ちを犯すことはありますが、それを自己否定の理由にするのではなく、成長の機会と捉えることが大切です。
最後に、「認められようとするのをやめること」
これは、他人からの評価や認識に囚われず、自分自身を認めることの重要性を示しています。他人からの評価は一時的で変動するもので、それに依存することは自己価値の揺らぎを生みます。自分自身を認め、自己価値を内側から見つけることが重要です。
この本には、このような「やめることリスト」が細かくリストアップされています。
これらのリストを目にするだけでも、なんだか心が軽くなる気がします。