歯並びの変化

 

自分の歯並びが、昔と比べて今とは全く違っていたことに気づいたことはないですか?

歯並びは、年齢・環境・生活習慣などさまざまな要因によって変化していくものです。もちろん、大人になってからも変化します。

変化の原因は様々で、以下のようなものがあるとされています。

・遺伝や親の歯並びによる影響

・むし歯などで早期に抜歯されること

・親知らずの生え方や抜歯後のスペースによる影響

・大人になると増える、ストレスによる歯ぎしりやクレンチング

私の場合、むし歯を抜歯した後、歯が抜けたままの状態で放置していたら、歯列は乱れるわ、歯の高さはまちまちになるわで、かみ合わせどころではなくなっていました。

根拠もなく、どこかで「大人の歯並びは変わらない」という油断があったのだと思います。

絶対に、定期的な歯科検診を行った方がいいです。

古代の人間の頭蓋骨を見ると、歯並びが驚くほど整っていることに驚きます。親知らずも含めて完全な歯が整然と並んでいます。

それに対して、現代の人間は歯並びや親知らずの問題に頻繁に悩まされます。どうしてこのような違いになったのでしょうか?

ここに一つの仮説があります。

それは私たちの食生活と人間の歯並びの変化が直接関連しているというものです。

数百万年前、人類の祖先は固い食物を噛み砕くために強力な歯と大きな顎を必要としていました。

やがて、道具や火を使うようになり、食物を噛みやすくしたり、農業を通じて食物を柔らかくしたりするようになりました。

そのため、顎と歯への負担が減少し、人間の歯並びに変化が生じたと考えられています。

その結果、歯と顎のサイズに大きな変化が生じ、現代の歯並びの問題を引き起こす原因になったと、科学者たちは推測しています。

私たちの歯並びは、人類の進化に伴って進化してきたと言えます。それは私たちの食事や生き方に密接に関係しているわけですね。

なんて、人類の進化などと、偉そうな話を持ち出してきましたが…笑。

とりあえず、歯並びの変化に気づいたら、まずは歯科医に相談すべきです。

適切な治療やケアが必要です。自戒を込めて。