「流行りものは知っていることが大事」という言葉を、耳にしたことがあります。
元外務省主任分析官の佐藤優さんもその著書の中で「ベストセラーはその時代の雰囲気をつかんでおり、何かしら時代を映し出している部分がある」と言って、流行りものやマンガを読む意義について語っていました。
ミーハーであることの言い訳にも思えるような言葉ですが、ヒットしている映画を観にいく時などは、日常とは違った特別感もあって、気持ちもウキウキしてくるものです。
いつも慣れ親しんだビートルズの曲を定番のBGMにしておくのも居心地がいいのですが、凝り固まりそうな心を少しほぐそうと思えば、新しい時代の空気を流してみるのも一つの手ですね。
「新しいものにはふれてみる」という心構えを最初から持っておこうと思っています。
私の場合、性格的に食わず嫌いが始まると、よく吟味もしないのに「苦手」という烙印を押して敬遠しまいがちです。
最近で言えば、「ラップ」などがそうでした。
もともとリズム音痴ですから、メロディーがないと迷子になった気分になって不安になるのだと思います。好き嫌いという前に「苦手」だと思い込んでいました。
ところが、YouTubeのおススメにあがっていた動画を何気に見ていたら、これが面白いのです。
ジャンルとしては「フリースタイルバトル」と言うのでしょうか。よくわかりませんが、細かいルールがありそうです。
出演者は、私も知っているZeebraさんと漢 a.k.a. GAMIさん。
これがすごく面白いのです。一つひとつのバースが何度も聞いていたいくらい響きました。
「流行りものは知っていることが大事」という言葉を、今さらながら思い出しました。
なんだか今日は私の周りの空気がちょっとだけ換気されたみたいです（笑）。