「レジリエンスをはぐくむ10の方法」

 

「レジリエンス」とはいろいろな訳し方があるようですが、私なりの理解では「折れない心」だと思っています。

青々とした若竹のように、強い風にあたろうとも、しなって元に戻る「何かあっても立ち直れる力」というイメージを持っています。

アメリカ心理学会が2020年に「レジリエンスをはぐくむ10の方法」をサイトに掲載していますので、紹介します。

原文はこちら→ The Road to Resilience on-line.

 

 

1. 「つながりを持とう」:自分のことを気にかけてくれ、自分の話に耳を傾けてくれるはずの人たちから助けてもらったり支えてもらったりすることが大事です。

2. 「危機に直面したとき、乗り越えられないものと思わない」:ストレスの大きな出来事が起こるという事実は変えられませんが、自分がそういった出来事をどう解釈し、それらにどう対処するかを変えることはできます。

3. 「変化は人生の一部だということを受け入れよう」:変えられない状況を受けいれることで、自分が変えられる状況に焦点をあてられるようになる可能性があります。

4. 「目標に向かって進もう」:「私が行きたい方向に進むのに役立つことのうち、今日私が成し遂げられるのは何だろうか」と現実的な目標を設定することが大事です。

5. 「断固たる行動をとる」:問題やストレスが消えてなくなればいいと願うのではなく、断固たる行動をとりましょう。

6. 「自己発見の機会を見つけよう」:喪失感に苦しんだ結果、自分自身について何かを学ぶことも多く、成長したことに気づくかもしれません。

7. 「自己肯定感を育てよう」:自分の問題解決能力への自信をつけ、自分の直感を信じることは、レジリエンスを育てるのに役立ちます。

8. 「物事を正しくとらえよう」:つらい状況でも、その状況をより幅広くとらえ、長期的な視点を保ちましょう。

9. 「将来の見通しに希望をもとう」:自分が恐れていることを心配するのではなく、自分の望むことを思い描きましょう。

10. 「自分を大切にしよう」:自分自身が必要としていることや感じていることに気を配り、自分が楽しめリラックスできる活動にかかわり、習慣的に体を動かすなどによって、レジリエンスを必要とする状況に対処できるこころと体を保つことができます。

 

 

いくつかの方法を自分なりに試してみて、自分にあった方法を見つけていくのが大切ですね。