「もしも」の効用

 

ドリフの定番コントに「もしも」シリーズがありますが、最後にいかりや長介の「ダメだこりゃ」でオチるのがお決まりでした。

その「お笑い」のフォーマットはいつ見ても秀逸だと感心します。

この「もしも」は、シェークスピアの時代からその効力が発揮され、証明されてきました(笑)。

「お気に召すまま」の作中で、タッチストーンがこんなセリフをぶち上げるシーンがあります。

 

Your If is the only peace-maker, much write in If.(「もしも」ってやつだけが仲裁者ですよ。「もしも」ってやつには大した力がありますよ。)

 

ピースメーカーとしての「もしも」には、ユーモアに満ちていてポジティブな響きがあります。

さらに「もしも」という言葉は想像力を刺激します。

壁にぶつかった時も「もしも」が助け舟を出してくれることもあります。

「ひょっこりひょうたん島」で中山千夏さんが歌う「もしもぼくに翼があったらなぁ」という歌がありました。

ピンチの時に流れてくる曲です。

「もしもぼくに翼があったらなぁ 空はぼくのもの 高く高く高く高く飛ぶんだ」

「もしも」には、私たちを勇気づける力もあります。