朝ランするためのステップ

 

久しぶりに朝ランをしました。

朝ランの計画を何度か立てたのですが、その度に寝床で脳内ブロックが作動してしまって、簡単に言うとサボったのです。

習慣にするには、考えてはダメだというお話を以前にしました。

人間は考えると日常と違うことをやることに抵抗を示し、余計なことをするなと脳内の反対勢力が勝ってしまいます。(何しろ省力化を本能にセッティングされた生き物ですから)

とどのつまりは「めんどくさい」。どんな立派な理由があろうとも、それはやらないためのこじつけです。

朝ランは、とにかく超えなければならないステップが多いです。

まず時間通りに早起きすること。これはアラームをセットする時刻を工夫してみました。アラームが鳴っても、寝床でダラダラと過ごして30分ぐらいはあっという間に過ぎていってしまいます。(なんで朝のこの時間は簡単にタイムスリップするのでしょう?不思議です。)

それで、起きる30分前に一度鳴らしておいて、本命の時刻にもう一度鳴らすということをしました。30分ダラダラするのを公認してしまうわけです。公認でダラダラできるのですから、なんとなく得した(?)気分です。この方法の成功率は9割といったところでしょうか。

それから、起床しても朝ランするなんて考えないことです。考えて言葉にしてはダメです。「めんどくさい」は言語化されるのを待ち構えているからです。言語の土俵では必ず負けます。

顔を洗って、ランニング用に着替えます。無心に黙って着替えます。頼りは体を動かすだけです。星新一のショートショートに出てくるロボットみたいにオートメーション化された動きです。

で、シューズを履いて外に出て、所定のスタート地点に立つまでが、一連の動作になります。

そこで、初めて「朝ランしようかな」と思います。ここまで来れば、そこから戻って寝床に戻る方が「めんどくさい」ので、たいていそのまま朝ランすることになります。

さらに抵抗があるなら「ランではなくウォーキングにしよっかな?」ぐらいでしょう。

まあ、それでも良しとします。ウォーキング9でラン1でも。

 

ここまでしないと朝ランしないという「めんどくさい」ヤツなのでした。