「図解 眠れなくなるほど面白いシリーズ」は、最初にとっかかるものとして大変わかりやすくお手頃な解説本だと思います。
ほかにも「建築の話」「栄養素の話」「免疫力の話」「心理学の話」など、他分野にまたがっているので、少しでも興味があればパラパラっとめくりたくなります。
今回は「論語」を取り上げてみました。
その最初の一節です。
「子曰く、学びて時にこれを習う、説(よろこ)ばしからずや。朋あり、遠方より来たる、亦(ま)た楽しからずや。人知らずして慍(うら)みず、亦た君子ならずや。」
こんな訳になります。
「学び続けて繰り返し学習する。知識が身について活用できるようになる。実に嬉しいことではないか。友が遠くから自分を思い出して訪ねてくれる。実に楽しいことではないか。世の中の人が自分のことを評価してくれなくても、怒ったりうらんだりしない。それが君子というものではないか。」
釈迦、キリスト、孔子、ソクラテスの4人を四聖と呼ぶそうです。そして、孔子の「論語」は約2500年前の書物です。
それが今でも読み継がれて、人々に道を示すというのは、ほとんど奇跡といえますね。