SFはサイエンスフィクションの略で、サイエンスファンタジーはSFとファンタジーがミックスしたものとされています。
読者としては細かい分類は意味がありませんし、「空想科学小説」という訳語が最も特徴をとらえている気がします。
アーサー・C・クラークとロバート・A・ハインラインと合わせて三大SF作家の一人、アイザック・アシモフは著作で、単に宇宙船や宇宙人が登場するのがサイエンス・フィクションではなく、価値観の転倒による驚き、すなわちセンス・オブ・ワンダーが必要と述べたのだそうです。(ウィキペディアから)
そのアイザック・アシモフ原作の「ファウンデーション」がストリーミング配信されていました。
日本では訳本のタイトル「銀河帝国の興亡」として知られています。
古い作品にありがちですが、原作は娯楽作品としては読みづらく、なかなかページが進まないのですが、初の実写化ということで期待して観てみました。
(私事ですが、実写化に慣れてしまった弊害で、原作の言葉の行間からイメージする力が衰えてしまっているのではないかと危惧しています。)
全部で10話。けれども、それは早とちりで、それで到底完結するものではありませんでした。いわゆる「シーズン1」が終わっただけでした。
なんでも、構想では80話規模のシリーズ化を考えているそうですから、物語は始まったばかりと言えます。
アシモフの言う「センス・オブ・ワンダー」が随所にちりばめられている気がします。けれども、愛憎という点では人間の本質は変わりようがないみたいですね。
もう一度原作に手を出してみる勇気はありませんが、この実写版は追いかけてみたいと思いました。