ランニングに限らず習慣というものは、一度中断するとなかなかやる気が起きなくて再開するのにかなりの労力を必要とするものです。
私もランニングを趣味だと公言しながら、2週間ほど開けてしまったら、久しぶりに走ってもリズムに乗れずに辛いだけで、つまらないものでした。
どんなに順調に習慣化していても、この「中断」は、必ずあるものです。
もともと趣味というものは、「職業や専門としてでなく、楽しみとして愛好するもの」ですから、自分の都合でまわしていくものです。
社会人として周りの用事が優先されることは数多くありますし、天気が悪かったり、体調が優れない時も、中断を余儀なくされます。
中断の後の「再開」につなぐ戦略は、前もって持っていた方が良いですね。
私の「今日はやりたくないなあ」の時の戦略は、「まず」と「とりあえず」のダブルアタックです。
- まず着替えてみる。
- とりあえず外に出る。
- とりあえず歩いてみる。(上り坂とは逆方向に向かう)
- ちょっと走ってみようかなと思ったら走り出してみる。(距離や時間は決めないでおく)
とりあえず歩いてみた時点で「案外いいかも」と思ってしまうんですよね。
「やりたくないなあ」と思っている時って、たいがい「何キロ走らないと」などと目標をもってしまっている時です。
なんでも義務になってしまうと、途端に楽しみではなくなってしまいます。
気が乗らないなあと思っても、とりあえずやってみたら楽しかったというのは、子どもの頃から経験してきたことですから。
深く考えずに「まず」と「とりあえず」を試すこと。
意外に良い方法だと思うのです。