「五計」

 

ウィキペディアで「五計」を検索すると、人生をよりよく生きるための5つの教訓として二つほど紹介されています。

一つは南宋の官史・朱新仲の「人生五計説」

  • 生計
  • 身計
  • 家計
  • 老計
  • 死計

意味はだいたいこんな感じです。

いかに生きていくべきか、という本質的な生き方を考えるのが「生計」

いかに社会人として身を立てるかが「身計」

家庭生活を支える収入と支出を考える「家計」

いかに歳をとっていくか「老計」

いかに死すべきか「死計」

 

ウィキペディアには、ほかに「やしない草」による五計が紹介されていて、これの方が目に馴染みがある気がします。

「やしない草」というのは、江戸時代の産育書で「産屋やしない草」「蚕やしない草」など庶民の知恵を広めるための書物だったようです。

以下の5計です。

  • 一日の計は早朝にあり
  • 一月の計は一日にあり
  • 一年の計は早春にあり
  • 一生の計は若き時にあり
  • 平生の計は家内和順にあり

この方が馴染みがありますし、上の「人生五計説」より好みです。

特に「一日の計は早朝にあり」は、特に大切に感じています。