マーダーミステリー初体験

 

家族で話し合って、今年も人混みを避けて、正月三ヶ日の初詣には行かないと、早々に決めていました。

その時間を家で過ごすのもいいんじゃない?と誰かが提案して、皆が賛成しました。

適当なボードゲームとか知らない?ということで物色したら、「マーダーミステリー」が目に止まりました。

タイトルは「キャンプ場の殺人鬼」

いくつか並んでいましたが、一番ストレートなタイトルを選びました。

 

私は初体験でしたが、マーダーミステリーというのは、推理小説の登場人物となって物語を体験できる、一種のパーティー・ゲームなのでした。

ちなみに娘達が言うには「人狼にちょっと似ているかも」なのだそうです。

マーダーミステリーは、殺人事件のシナリオが用意されており、参加者はそれぞれの役割が割り当てられます。役柄ごとにその人物の背景や事件当日の行動などがシナリオとして人数分用意されているのです。

犯人の役割であれば、逃げ切るために巧みに嘘をついて会話をします。つまり、その役になり切って演じていくのです。

そして、犯人以外の人間は、誰が嘘をついているのかを会話の中から判断し、犯人を探し当てていきます。

ゲームの性質上、一度体験すると全ての謎が解けてしまうので、シナリオは一度しかプレイできないという特徴もあります。

 

まさに一生に一度、一期一会のゲーム。

それを家族でやってみましたが、ドキドキ感も味わえて、なかなか面白かったです。

すっとぼけたド素人の演技で笑い。

名探偵のつもりでかっこよく推理を披露しようとするも、すぐに口ごもって「とにかく怪しい!」を連発するだけだったり。

かと思えば、証拠と証拠が結びついた瞬間に、一同が「なるほどぉ!」とシンクロしたり。

楽しく時間を過ごすことができました。

 

普段は家族一人ひとりが多忙で、お正月ぐらいしかたっぷりと時間をとることができないと思うので、何度もできるゲームではありませんが、だからこそ良い思い出になりました。

ちなみに探偵役の娘が見事な推理を駆使して、無事に事件は解決しました。

これもまた正月らしく、幸先の良いスタートとなりました。