謹賀新年

 

新年あけましておめでとうございます。

 

昨年は前年に引き続き、新型コロナに翻弄された1年でした。生活の全てが感染症対策を意識したものになっていましたし、世の中がなんだか窮屈になっていきました。

新型コロナウイルスが出現し始めた2020年は、世界中の人々がほぼ同じ価値観で「自粛」あるいは「ロックダウン」の生活をお互いに励まし合いながら過ごしていました。

自宅の狭いベランダをひたすら往復して、マラソン距離(42.195Km)を走破したという動画があがったりして、ステイホームをいかに過ごすかを好意的に取り上げていたものです。

2021年になると、国よって価値観や考え方が違い、それによる行動パターンや政策の違いも明らかになっていきました。

テレビの向こう側では、アメリカの野球場の観客席はほぼ満席でしたし、マスクをしているファンもほとんどいませんでした。

こちらとはまるで無縁の、フィクションの出来事のようでした。

なんだか、周囲の現実と外の世界がうまくリンクしていないという印象は、昨年は特に強く感じたものです。

オリンピック・パラリンピックのことも、あっと言う間に過ぎ去ってしまいました。

 

「今年こそは明るい年に」という願いは、皆が共通して持っているものです。

ただ、少し違ってきたのは、「コロナが早くなくなればいいのに」というのは現実的でないというのが、皆の身に沁みてわかってきたことかも知れません。

年明け早々にコロナの変異株が流行の気配を漂わせています。

当然のようにウイルスはずっと変異していきます。当たり前ですが、変異はギリシャ文字の24が上限ではありません。(24でも多いですが)

コロナに対応しながらどう生活していくのかを見つけていく必要があります。

自分ができる対策を当たり前にしていくこと。

ネガティブなことばかりでなく、前向きに考えていくこと。

2022年は、一つひとつを実践していく年になりそうです。