HIPHOPを聞きながら

今やTestosteroneさんの著書は書籍コーナーがひとつ埋まるほどの数が出版されています。

初期の「筋トレが最強のソリューションである」は、オーディオブックの音源を車で流していると、聞いている途中から何かやりたくなってウズウズしました。

説得力うんぬんよりも熱意がとにかく伝染する感じだったので、いわゆる洗脳に近い状態だったのでしょう。

本人も「筋トレは宗教なのだ」と言っていますから、本気で洗脳しようとしているのかも知れません(笑)。

そのTestosteroneさんですが、最近、KindleのUnlimited読み放題のタイトルに「筋トレ×HIPHOPが最強のソリューションである」がアップされていました。

副題が「強く生きるための筋肉と音楽」とあります。

私は、ワークアウトやランニングのBGMにはギターリフが鳴るクラシック・ロックを好んでかけます。ロックのリズムがランニングのピッチを後押ししてくれるからです。

BiSHやももクロの楽曲は私の感覚ではその延長線上にあると思っているので、プレイリストに入っていて、実はEDMやHIPHOPは苦手です。

最近はこのご時世でOnline マラソンは開催されるものの、実走のマラソン大会は悉く延期・中止となっているため、ランニングのモチベーションがかなり落ちているのを実感していました。

もしかしたら飽きているのかも知れないと思って、ランニングコースを変えたり、BGMもこの際変えてみようと思っていました。

「筋トレ×HIPHOPが最強のソリューションである」の「はじめに」にこんな文章があります。

「ヒップホップとは、抑圧された魂の叫びである。差別や世の中の不条理に対して、デモや暴力で対抗するのではなく、ヒップホップという芸術フィルターを通した表現で世界に訴えかける手段だ。よって、ヒップホップのリリックは非常に力強く、反骨精神にあふれており、意外に思われるかもしれないが弱者目線に立つことも多い。ヒップホップは抑圧されている人々、社会に不満を抱えた人々、差別に苦しんでいる人々、社会になじめない人々、世の不条理と闘っている人々、社会的弱者、そういう人たちが作り出す優しい音楽であり、そういう人たちこそが聞くべき、勇気と希望を与えてくれる音楽なのである。ヒップホップの力強いリリックに込められたメッセージは、人々の心を励まし、奮い立たせることができる。」

そこまで言われたら、この本とタイアップのアルバム(もちろんヒップホップ)を聞いてみるしかないでしょう(笑)。そして、さっそく聞きながらランニングしてみました。

一曲目の「黙ってやれ」「筋トレをサボってしまいそうなときにやる気を引き出し、気合をバチバチに注入する」曲なんだそうです。

テンションは決して高くない曲ですが、これは確かに心を奮い立たせてくれます。

ランニングと筋トレでは、有酸素と無酸素の違いのように、追い込み方に差があるので、なんとなく目指すものが違う気もしないでもないですが…。

確実に背中は押してくれそうです。