最近、アニメを深掘りすることにハマっています。
にわか探求者の私ですが、主に宮崎駿監督の作品と出崎統監督、富野由悠季監督の作品群にしか手を出していませんから、それらは王道中の王道ですし、幸いに資料もたくさんあります。
「ガンバの冒険」が終わったので、今は「もののけ姫」を「探索」中です。
参考書は「ジブリの教科書」
いやあ、予想はしていましたが、なかなか深いです。深すぎるかも知れません。
NHK「100分de名著」ならぬ「100分deアニメ」あるいは「100分deジブリ」として取り上げてほしいぐらいです。
「もののけ姫」のテーマ自体も「解決不能な問題」を中心に据えているというのもあるのですが、監督があえて描かずに表現した(らしい)設定もあり、簡単に「わかった」なんて言えない作品だと改めて思いました。
今はとりあえず絵コンテと本作をシーンごとに観ながら、監督が書き込んだ絵コンテの中の文字を読み込んでみています。
アニメ表現としての素晴らしさを再確認するのはもちろんですが、絵コンテと完成品を往復していると、アニメを作るという作業がいかに手間がかかるものなのかと感嘆します。
タタリ神が息絶えたあとに骨になる場面や、ディダラボッチの体の中の光の粒などは、感動ものです。
宮崎駿監督の次回作の公開があるという話も聞いています。
ロックダウン中のポール・マッカートニーのニュー・アルバムが出た時もそうでしたが、天才である前に鉄人としか言いようがありません。