ひとりランニング大会

 

 

普段、マラソンなどランニング関連の大会にエントリーするのに使っているポータルサイトが、ネット上のマラソン大会を企画していました。

 

コロナ禍の影響で、必然的に密集・密接を作り出してしまうマラソン大会がことごとく中止となっている現状で、少しでもランナーのモチベーションに貢献しようという企画のようです。

 

まず、参加希望者はネットで登録をします。フルとハーフの部門がありました。

 

実際に、スマホのGPSアプリやGPSウォッチで距離とタイムを測定ながら走り、その結果をネットに申請します。

 

走るコースや時間帯は自由。週末を利用して、1人で挑戦するというものでした。

 

完走者には完走証明書が授与されますし、総合順位や年齢別順位も発表されるということでした。

 

私は、ちょうど昨日の5月31日の予定が空いていたので、「なにごとも経験」のつもりでハーフマラソンの部門に参加してみました。

 

梅雨まっただ中の沖縄ですが、そろそろ梅雨明けが予想されるほどの好天続きなので、暑さ対策は必要です。

 

理想的には午前5時ぐらいにスタートしたいところでしたが、寝坊してしまって午前6時半にスタートしました。

 

案の定、肌に照りつける強さは既に真夏の陽射しでした。

 

水分と塩分補給は必須ですし、熱中症は十分に注意しなければなりません。ひとりで走るということはサポートがないということですし、自己責任は当然のことです。

 

体調不良を感じたらいつでもリタイアできるように、宜野湾の海浜公園入口をセンターの中継地点にして、宜野湾バイパスを行ったり来たりするコースにしました。

 

10キロをちょっと過ぎるまでは調子良かったのですが、それを過ぎてからは「なんでエントリーしてしまったんだろう」など、脳内のネガティブキャンペーンも出現してきました。

 

「ああ、そう言えばこんな感じだった」

 

私にとってはマラソン大会につきものの、いつものネガティブキャンペーンです。

 

それからは心折れないように、外来の患者さんの健康のこと、透析患者さんのこと、クリニックのこと、家族のことを祈願しながら、願掛けを乗せて、なんとか完走しました。

 

ひとりで走ると、いつもの大会が本当に多くの方のサポートで成り立っているのだと実感します。ありがたいことです。

 

改めて、感謝です。