ガウン作成

 

昨日、ネットで注文していた「シーラー」が届きました。

 

 

この機械は、本来はビニールやプラスチックフィルムなどを袋とじする、つまりシールするものですが、SNSの「ゴミ袋+シーラー利用でPPEガウン制作」の投稿を目にしたのがきっかけで、早速購入したものです。

 

(SNSの元記事を下の方に載せておきますね。)

 

新型コロナウイルス感染症の流行に伴って、発熱患者さんの診察には医療従事者の防護服が欠かせません。

 

全スタッフが防護服を着用するのが理想ですが、数がなかなか行き届かないのが実情です。外来では、問診をする看護師や会計をする医療事務には、ビニールの囲いの外で接触しないように業務をしてもらっています。

 

しかし、医師は視診や触診、聴診などをしなければなりませんから、サージカルマスクはもちろん、昨日紹介したフェイスシールドや手袋をする必要があります。

 

ただし、ガウンが少ないために、消毒して再利用していました。

 

近くの歯科医院の先生から、「いくつか入手できたので使ってほしい」とキャップやガウンなどがひとまとめになった立派な防護セットをいただいたのですが、ありがたすぎて「よっぽどの時に使おう」と開封できていないのです。

 

もちろん、透析患者さんが発熱した場合には、個室で隔離しながらの透析になりますから、診療にあたる看護師、臨床工学技士、医師の3人は完全防護です。

 

主に外来で、単回使用で破棄できるもの、を求めていました。

 

このゴミ袋を利用したガウンは、制作過程がシンプルなうえにクオリティが高いのが特徴です。

 

シーラーが届いたので、さっそくクリニックにある90Lのゴミ袋でつくってみました。寸法を測って線を書き込みます。

 

 

シーラーでとじていきます。

 

 

これで完成。(1回着用した後、撮影していないことに気づきました。脱いだ後に撮影したので、くしゃくしゃです。すみません。)

 

 

試しに着てみると、90Lの袋は私には小さいようですが、良い感じです。

 

120か150Lのゴミ袋なら、問題なく使えそうです。

 

 

 

連休が明けたら、みんなで作っていこうと思います。

 

 

こういうアイディアを多くの方にシェアしていただいたことに感謝です。ありがとうございます。