気をつけたいこと

 

外来でひとつだけ気をつけていることがあります。

できるだけ相手に言い訳をするような状況にはしたくないということです。

糖尿病や脂質異常症などメタボリックシンドロームをコントロールしていく患者さんは、外来の血液検査で数値の結果が出てくるので、とてもシビアです。

体は正直というか、検査の結果が今までの生活のありようを示してしまいます。

薬物療法だけでなく食事療法や運動療法との、いわゆる「3本柱」療法の成果が数値に反映してきますから、生活習慣の評価を毎回されているようなものです。

患者さんと一緒に、この数値を分析して解決方法を探ることはしたいと思いますが「なぜこうなったのか」という犯人探しはしたくありません。

昔のアメリカの政治家、ベンジャミン・フランクリンはこんな言葉を残しました。

「言い訳が得意な者に、他の事が得意であることは滅多にない。」

犯人探しは言い訳を要求しているようなものです。

それよりも、自ら分析しようとする意志(やる気)と、これからどうするのか、どうしたいのかを聞かせてもらう役に徹したいと思っています。

生活習慣に関わる疾患を取り扱う医師ができることは、実はこれくらいしかないんじゃないかと、私は思っています。

 

 

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