「裸足で逃げる」

発売される前に予約注文をして手に入れた本でした。

いったん読みだすと止まらなくなり、あっという間に読み終えました。

著者の圧倒的な実践と、インタビューを通した言葉の持つ力に感動しました。

 

あまり、私はそういうことをしないのですが、クリニックの外来スタッフに「この本は絶対良いから、読んでみて」とすすめました。

「あまり本は読まない」という最年少のスタッフも、頑張って2日で読んでくれました。

今、外来スタッフで回し読みをしています。

 
 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち  上間陽子著

 

タイムリーにも、昨日の琉球新報に著者の上間陽子さんの特集記事が載っていました。

上間陽子さんの想いや願いが社会に届くことを、私も祈りたいと思います。

 

本の帯には、こんな文章の紹介がありました。

それは、「かわいそう」でも、「たくましい」でもない。この本に登場する女性たちは、それぞれの人生のなかの、わずかな、どうしようもない選択肢のなかから、必死で最善を選んでいる。それは私たち他人にとっては、不利な道を自分で選んでいるようにしか見えないかもしれない。上間陽子は診断しない。ただ話を聞く。今度は、私たちが上間陽子の話を聞く番だ。この街の、この国の夜は、こんなに暗い。

――岸政彦(社会学者)

 

みなさんにも、ぜひ読んでいただきたい本です。

 

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