自分次第

菜根譚の中に「天の意志には逆らえないが、跳ね返す策はある」という箇所があります。

「新訳」菜根譚 守屋洋著

 

天が冷遇して幸福をさずけてくれなければ、わが徳をみがいて幸福をかちとるがよい。

天が苦役を課して肉体を苦しめてくるなら、わが心を楽にして苦痛をいやすがよい。

天が苦境に突き落として行く手をはばむなら、わが道を守って初志を貫徹するがよい。

これなら、天といえども、どうすることもできまい。

 

ここでいう「天」とは、おそらく私達がよく遣う「運命」と同じ意味ですね。

「試練」や「逆境」は避けることはできないが、対処はできるというヒントを与えてくれています。

そのヒントとは、

「わが徳をみがくこと」

「わが心をみがくこと」

「わが道を守ること」

つまりは、すべては「我次第」ということ。

 

「な~んだ。」という感じもないではないですが、結局は自分次第であるということは古からの真実なんですね。

 

2016-11-20-14-32-33

 

 

 

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