瓢鮎図(ひょうねんず)は、日本の国宝に指定されている、画僧・如拙(じょせつ)の作品です。
室町時代に足利義持の命により、ひょうたんでナマズを押さえるという禅の公案を描いたものです。
この絵の上方には、京都五山の禅僧31人が考案した詩が書き添えられています。
つまり、将軍義持の「まるまっこいひょうたんで、ぬるぬるのナマズをつかまえてみよ。」というお題について、当時の高僧たちが知恵をしぼって(あるいは楽しんで?)参加した作品なのですね。
今、同じようなお題が出されたら、私たちはどう答えるでしょうか?
硬くない、自由な発想で応えたいものです。