「結果を出し続けるために」 羽生善治

元旦の夜はオーバーナイト透析でクリニックで宿直していました。

読み始めた本が面白くて、つい夜更かしをしてしまっていました。

 
  結果を出し続けるために (ツキ、プレッシャー、ミスを味方にする法則) 羽生 善治著

 
もちろん皆が知っている将棋の名人・羽生善治さんの著書です。

想像を絶する勝負の世界を生き、常に結果を求められている彼の言葉には重みがあります。

しかし、決して観念論ではなく理路整然とお話をすすめていくあたりはさすがだと思いました。

人間としても円熟期を迎えているのでしょう。

 

その羽生名人は、次の3つが大切だと指摘します。

1)ツキと運にとらわれない最善手の決め方

2)プレッシャーとの付き合い方

3)ミスへの対応の仕方

 

 

特にミスへの対応の仕方には参考になりました。

 
〈1〉まず一呼吸おくこと

〈2〉現在に集中すること

〈3〉優劣の判断を冷静に行うこと

〈4〉能力を発揮する機会だととらえること

〈5〉すべてに完璧さを求めないこと。自分の可能性を広げるチャンスだと、とらえること

 

 

羽生名人は色紙などに「玲瓏」(れいろう)という言葉を書くことが多いのだそうです。

玲瓏とは「八面玲瓏」という四字熟語からきている言葉だそうです。

「まっさらな気持ちですとか、あるいは雲一つないような快晴の景色とか、そういうようなことを表しているという意味ですね。」

どんなに競った勝負の局面でも、その境地でいられたら理想だと言うのです。

 

「人は、ふつうに続けられることしか続かない」

「才能とは、続けること」

「成功」とは、自分のやりたいことと周囲の期待が一致すること

今いる場所や集まりと、自分が調和するためには「周りを裏切らないこと」「自分を裏切らないこと」

 

元旦に読むには元気がでるようなふさわしい本だったと思います。

自分を裏切らない1年にしたいと思いました。

 

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