2年前のNHK「歴史秘話ヒストリア」で放送されたことがあったようですね。
タイトルが「少年よ大志を抱け!〜クラークと教え子たちの北海道物語 」
北海道開拓の父と呼ばれるクラーク博士の物語です。
「Boys, be ambitious !(少年よ大志を抱け!)」
実はこの言葉には続きがあった、というのがその時の番組の目玉のエピソードだったようです。
この言葉はクラーク博士が帰国する際に、馬上から見送る生徒たちに向かって叫びました。こんな言葉だったそうです。
「Boys, be ambitious like this old man.(少年よ大志を抱け この老人のごとく)」
そう。後に続く言葉は「like this old man.」
実はこれに対して、北海道大学 附属図書館がコメントを出しています。
それによると、この数年「Boys be ambitiousに続く言葉について知りたい」という問合わせが多くなったそうで、残された文献や資料で検証したようです。
結論を言うと、はっきりしないというのが真実のようですね。
「like this old man (この老人のごとく)」の老人が、クラーク本人を指しているとするならば
「私のように、大志を抱け!」
という意味になります。
そうなると、今まで生徒よりも高みにいた教師としてのクラーク博士のイメージから、「私もまだ大志を抱いている同志にすぎないのだ」という意味を含んで、この言葉に迫力を感じます。
それぞれの人生に誇りを持って、ぶつかっていった姿が垣間見えるようです。
真偽のほどはよくわからないそうですが、私は「Boys, be ambitious like this old man.」という言葉に、より多く励まされた気がします。