夢を描く会議

最近、稲盛和夫氏の「哲学」にはまっています。

今、講演録を読んでいるのですが、腑に落ちることが多く、分野は違いますが、とても勉強になります。

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例えば、「夢を描く」ということに関して、こうありました。

 開発会議などで、ある人が「このようなことをやりたい」と言うと、とかくそれがいかに難しいかということを縷々(るる)述べる人がいます。(略)

夢のようなことを言う人は、陽性で明るく、楽天的なのですが、優秀な技術屋にそれがいかに荒唐無稽で発想であるかということを縷々説明されると、すぐに反論ができないため、同席する役員が聞いていても、「やはり駄目だな」と思ってしまうのです。(略)

 新しいものを開発しよう、クリエイティブなことをやっていこうという場合には、会議の運営方式を変えなければならないと思っています。

そのような理屈っぽい、ネガティブな考え方をする人というのは、会議の場ではおじゃま虫ですから、そのような人にはあまり出てもらいたくないのです。

そこには多少頭がよくないとしても、陽性で明るい人ばかりを集めて、何でも言い合ってもらうことが要るわけです。つまり、新しいことをする場合には、最初はポジティブな考え方をする人だけを集めて、ネガティブな考え方をする人は入れないことが必要だろうと、いつも思っています。

 

このことだけでも、裏表のない正直な方なのだろうと思います。

夢はポジティブで楽天的でなければ描けません。やると決めて、実行の段階になって、ネガティブな要素を集めれば良いのだと思います。

皆のやる気が出る、夢が描けるポジティブなミーティングができれば、素晴らしいですね。

 

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