指がボキボキ鳴る理由 文献から

 

 

指をボキボキ鳴らしながら近づいてきたら、それはきっと戦闘意欲があるお方ですね。

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しかも、「ボキボキ」の音に混じって「バキバキ」という音までさせてしまったら、「死神」などと呼ばれても仕方がないかも知れません。

それは置いといて…。(思わず、佐村先生のブログ路線にのっかってしまいそうでした(笑)。)

 

先日、PLOS ONEに面白い文献が発表されました。

 

Real-Time Visualization of Joint Cavitation

Published: April 15, 2015 PLOS ONE

 

人間の体は意外にまだ解明されていない謎が多いのですが、実はこの「ボキボキッ」の音の正体はつかめていなかったのでした。

今回の論文では、「ボキッ」と鳴った瞬間を映像として捉えることに成功し、その音が鳴る機序が解明されたというのです。

まずは、下の動画をご覧ください。

関節が急激に引っ張られると滑膜の中の圧力が下がり、空洞部分が形成されて気泡が生じているのがわかります。

そして、滑液が一気に空洞へと流れ込み、ポキッという音を生じさせていたのです。

実は1947年に、その説は唱えられていたそうなのですが、推論の域を出なかったということでした。

 

私もよく指をボキボキッとします。クセになっているので、ボキボキッと鳴らさないと気持ちが悪いぐらいです。

鳴らすことの効果や体への影響については、今回の研究では解明されなかったようですね。

 

 

 

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