今日は惑星の名前のお話です。
太陽系の惑星にはローマ神話の神々の名前をつけるのが通例でした。
例えば、木星はジュピターだと皆が知っていますが、ギリシア神話では全知全能の神として知られるゼウスのことです。
一覧表をつくってみました。
惑星 | 英語名 | ローマ名 | ギリシア名 |
太陽 | アポロ(Apolo) | アポロ | アポロン |
水星 | マーキュリー(Mercury) | メルクリウス | ヘルメス |
金星 | ヴィーナス(Venus) | ウェヌス | アフロディテ |
火星 | マーズ(Mars) | マルス | アレス |
木星 | ジュピター(Jupiter) | ユピテル | ゼウス |
土星 | サターン(Saturn) | サトゥルヌス | クロノス |
天王星 | ウラヌス(Uranus) | ウラヌス | ウラノス |
海王星 | ネプチューン(Neptune) | ネプトゥヌス | ポセイドン |
冥王星 | プルート(Pluto) | プルトン | ハデス |
ローマ神話とギリシア神話では、神々の呼称が似ても似つかぬものに変化してしまっています。日本人に広く親しまれているのはローマ名の英語読み(=英語名)ですね。
ただ、天王星のウラノスだけは、ちょっと違います。
ウラノスはローマ神話ではカエルス。
なぜか惑星の名前はウラヌス(ウラノス)のままなのです。
そういえば、太陽のアポロン(アポロ)もそうですね。
彼らはローマに渡っても、知名度が高かったのでしょうか。