唐突ですが、今日は「ウルトラセブン」のお話をします。
マニアの間では語り草のお話です。
「耳のないウルトラセブンはなぜ生まれたのか?」というものです。
ウルトラマンタロウ第40話「ウルトラ兄弟を超えてゆけ!」と、ウルトラマンレオ第1話「セブンが死ぬ時! 東京は沈没する!」に出てきたウルトラセブンには耳がないのです。
まず本来のウルトラセブンを見ていただきましょう。
下の写真がウルトラセブン第3話「湖のひみつ」に出てきたウルトラセブン。エレキングをアイスラッガーで倒す時の写真です。(耳あり)
耳に注目してください。ちゃんと三角形の突起のような耳がありますね。
一方で、下の写真がウルトラマンレオ第1話のシーンです。
セブンは兄弟怪獣ブラックギラスとレッドギラスのコンビネーション技に何とか突破口を開こうと、やけくそのアイスラッガーを繰り出します。(耳なし)
きれいに耳の部分がないのがおわかりでしょうか。
前作がウルトラマンタロウだったため、タロウの角の部分を取り外して流用したスーツじゃないかとか、思わず信じたくなるような憶測も飛び交っていました。
本当のところはわかりませんが、「そういう時代だった」でおさまっているようです。
まさか!とお思いでしょうが、ウルトラマンレオの時には、すでにオリジナルのセブンのスーツはなかったのかも知れませんね。
ゴジラなども新作が出るたびに、新しいゴジラスーツをつくっていましたから、セブンのスーツを新調した時に「ついうっかり」耳をつけ忘れてしまったのかも。
耳がなくなっても、ウルトラセブンはみんなの永遠のヒーローなのです!