ちょっと前まではこんなに騒ぎにならなかったと思うのですが、昨日10月17日は「沖縄そばの日」でした。
10月2日が豆腐の日(10=とう、2=ふ)だったり、7月10日が納豆の日(7=なっ、10=とう)だったり、そんな語呂合わせタイプの記念日ではありません。
沖縄そばの日、10月17日にはちゃんとした理由があります。
詳細は沖縄そばの生麺協同組合のホームページの記述がありますから、そこに譲るとして。
簡単にまとめると
沖縄が本土復帰を果たした4年後の1976年、公正取引委員会から「沖縄そば」にクレームがついたそうです。
曰く、「沖縄そばは、蕎麦粉をまったく使用していないのだから、『そば』と表示してはならない」
県民に長年親しまれてきた「沖縄そば」という名称を使用してはいけないというものでした。
食文化そのものの危機感を感じた関係者は粘り強い交渉に出ます。
そして、1978年10月17日、ついに「生めん類の表示に関する公正競争規約」 別名での名産・特産・本場等の表示で「本場沖縄そば」として認証されたのでした。
うんちくを語りながら先人たちの努力に感謝しつつ。
まあ理屈は抜きにしておいしい沖縄そばを食べる日なのでした。