スプツニ子!さんの講演をpodcastで聞いたお話を以前にしました。→ こちら
本のタイトルの通り「はみだして」いて、とても刺激的な女性です。
この本には、はみだすヒントによって構成されています。
なぜ、「はみだす」のか。
私が最初に変身したいと思ったのは、どこにいても、誰といても、はみだしていたからだ。
枠に収まれずはみだしつづける自分を、いつも、もてあましていた。
だけど今、このはみだす力こそ、私をこれまで助けてきてくれた武器なんじゃないかと思うようになった。
彼女のありのままを飾ることなくつづった本だと思います。
私自身、ある方から言われたことがあるのを思い出しました。
「『変わってるね』と言われると嬉しいのは、心の中に『変わりたい願望』があるからじゃないか?」
自ら「変身願望」が宿っていると言う彼女に共感し、励まされるのは、そういうところなのかも知れません。
たとえば、このヒント。
「わからないもの」を受け入れる。
できあがったものなんて、思った以上に世の中にはないというのは私も実感することです。
それはどの分野の世界でも同じことなんだと思います。
頭と心を柔軟にして、わからないもの、新しいものに触れるチャンスを見逃さない。
この本には、はみだしていく「これから」がつまっています。
この本を必要としている人は、たくさんいそうです。
読んでいて元気になりました。