実家に寄った時のこと。
庭に咲いた花木の写真を撮っていると、父が「面白いものがあるよ。」と言って、家の裏に誘ってくれました。
見ると防護ネットの中にかわいらしい赤い木の実をつけた小さな木があります。
「鳥が運んできたんだと思うんだけど、いつの間にかこの木が生えてきてね。」
去年は何も対策を講じなかったので、鳥に食べられてすぐになくなってしまったということでした。
今年はその対策をたててくれたおかげで、写真におさめることができました。
調べてみると、「マンリョウ」というそうですね。
マンリョウとは「万両」のこと。万両の価値があるというのが名前の由来らしいです。
冬に美しい赤い実をつけるので、縁起担ぎや感謝の気持ちとして栽培されていたそうです。
「おいしそうだけど、食べられないんだろうね。」
「食べたことはないけどね。」と父。
食べられるものだったら、とっくに食卓のデザートに出ていそうな鮮やかさです。
この季節に良いものを見せてもらいました。